欧州一醜い街、ネットを調べているとそんな代名詞が散見されます。
ただ、本当にそうなのでしょうか?
私は断固否定派です!
今回は8つの場所を紹介し、みなさんにポドゴリツァの魅力をお伝えします!
ポドゴリツァってどんな街?
・主要言語: モンテネグロ語
・人口: 209,968(2023年時点)*参照: World Population Review
・市街地面積: 108㎢ (静岡県袋井市と同じくらいの面積です)
・時間帯: 中央ヨーロッパ時間(冬時間: 東京-8時間/夏時間: 東京-7時間)
・気候: 地中海性気候(比較的温暖なエリアです)
・主な宗教: 正教会78%, イスラム教9%, カトリック4%等々
・通貨: ユーロ
ポドゴリツァはモンテネグロの首都で、リブ二ツァ川とモラチャ川が合流する場所に位置することから古代より重要な拠点として考えられてました。
実際、ヨーロッパで最も古い連続的な居住地域の一つで、ローマ時代からの遺跡が点在しています。
ただ、重要な拠点ということが影響し、何度も戦禍に見舞われたことも事実です。
特に第二次世界大戦では甚大な被害を受けており、70回以上、地上への徹底的な爆撃を受けて、四千人以上の被害者が出ております。
しかし、そこから復興し、今の街の景観を作り上げてきました。
歴史的な建物は多くはないかもしれませんが、そんな歴史を知りながら街を歩くと、どこか地元の人々の気概と逞しさを感じ取れる、そんな街です。
独立広場
街の中心に位置する広場です。
2006年までは地元モンテネグロの有名な共産主義政治家で国民的英雄のイワン・ミツティノヴィッチ氏の名前から「イワン・ミツティノヴィッチ広場」と呼ばれておりました。
モンテネグロ独立の年である2006年に広場は大規模な改築工事を受け、幅が広げられ、舗装され、中央には大きな噴水が作られ、一帯は自動車乗り入れ禁止区域となり、現在の「独立広場」と名前も変えられております。
ポドゴリツァのまさに中心にあるので、ここをベースに観光を組み立てるのが良いかと思います。
基本情報
・住所: 2 Novaka Miloševa, Podgorica, モンテネグロ
・時間: 広場なのでいつでも入れます
・入場料: 無料
・HP: N/A
・備考: 近くに観光インフォメーションセンターがあるので時間があればそこに立ち寄り、街のマップを手に入れてみましょう!行き方は<こちら>を参照ください。
聖ジョージ教会
ポドゴリツァ最古の教会で、独立広場より徒歩5分ほどの場所に位置します。
16世紀に建てられた身廊はフレスコ画や19世紀のイコンで美しく飾られており、一見の価値があります。
個人的にはポドゴリツァで最もおすすめするスポットです。
基本情報
・住所: C7W8+5RH, 19. Decembar, Podgorica, モンテネグロ
・時間: 月-日: 8:00-20:00
・入場料: 無料
・HP: https://crkvasvetogdjordja.me/
・備考: もしも時間があれば街の名前の由来となっているゴリツァの丘が裏手にあるので登ってみましょう!(わたしは時間の都合上、断念しちゃいました。。。)
ミレニアム橋
独立広場から歩いて5分ちょっとの場所に位置し、ポドゴリツァのランドマーク的な存在と考えられています。
歴史は比較的新しく、2005年に完成しました。
約700万ユーロを投じて建てた建物は、地元の人にとってポドゴリツァの中心部と新市街地を結ぶ交通の要所となっています。
橋自体は横浜ベイブリッジ等と一緒の「斜張橋」というスタイルなので見慣れた感じですが、橋の中央部から眺めるモラチャ川の清流や奥に見える山々は美しいので訪れる価値はあります。
基本情報
・住所: C7W5+36Q, Podgorica, モンテネグロ
・時間: 24時間
・入場料: 無料
・HP: N/A
・備考: 特になし!ここは目で見て肌で感じるに限ります!
キリスト(ハリストス)復活正教会
独立広場から歩いて20分ちょっとほど。
新市街に位置します。
その歴史は新しく2013年に完成&聖別式。着工から20年経った後でした。
(2013年は信仰の自由に関するミラノ勅令の1700周年でした)
双子の塔と突出したアーチを持つこの教会は、ロマネスク、イタリア風、ビザンチンの影響を受けた中世の聖トリフォン大聖堂(モンテネグロ・コトルにあります)の影響を受けており、内部は、金色の背景を持つ図像壁画、大理石の床、調度品で大きく飾られていて、一見の価値があります。
基本情報
・住所: 3 Bulevar Džordža Vašingtona, Podgorica 81000 モンテネグロ
・所属: セルビア正教会
・時間: 不明 (私は木曜の15時ごろに訪れました)
・入場料: 入場料無料
・HP: https://hramvaskrsenja.me/
・備考: 特になし
オールドリブニカ川橋
独立広場から歩いて5分ほどの場所に位置します。
その期限はローマ帝国支配時代にまで遡り、18世紀、オスマン・トルコの支配下で大規模な改築を受け、現在の姿になりました。
魅惑的なデザインと独特の美しさは、絵のように美しく、周囲の自然も橋の魅力に拍車をかけ、穏やかで静かな雰囲気が、訪れる人々を魅了する、そんな場所です。
日が沈むと、川と街を背景にした橋のシルエットが幻想的な光景を作り出し、絶好のフォトスポットになるらしいです。(ホテルの人の情報です。私は天気が悪く断念しちゃいました。。。)
基本情報
・住所: C7Q5+QGW, Podgorica, モンテネグロ
・時間: いつでもオープンしてます!
・HP: N/A
・備考: 晴れた日の夕方が絶好のインスタ映えタイミングらしいです!
時計塔
独立広場から徒歩、10分ほどの場所に位置します。
第二次世界大戦のポドゴリツァ空爆を生き延びた、オスマン・トルコ時代の数少ない名所の一つです。
ここで少し歴史を…..
ポドゴリツァの著名人、アドジ・パシャ・オスマナギッチによって1667年に建設された時計塔は長い間、この街で唯一の公共時計として機能していました。
時を経て1890年頃、ステヴァン・ラドヴィッチによって丹念に作られた金属製の十字架が時計塔に重施されることによって現在の姿に近いものになりました。
中には入れないのですが、ポドゴリツァを訪れた際は、時計塔に立ち寄り、その歴史を肌で感じてみてはいかがでしょう。
基本情報
・住所: C7P6+724, Kralja Nikole, Podgorica, モンテネグロ
・時間: 中には入れませんが、近くで見ることはいつでも可能です
・HP: N/A
・備考: 夜のライトアップされた時間に行くことをおすすめします!
【グルメ】Konoba ‘Lanterna’ Podgorica
独立広場から徒歩で5分少しの場所にあります。
人家の間をかき分けて進んでいくので隠れ家的な場所にあります。笑
チキンのゴルゴンゾーラ和えが絶品で、これだけで、ビールとワイン、5杯くらいイケそうでした。
またここでしか見なかったのですが、地元ポドゴリツァのビールも飲めることもプラスポイントです!
基本情報
・住所: 36 Kralja Nikole, Podgorica, モンテネグロ
・時間: 月-金 8:00-23:00, 土日 12:00-23:00
・予算感: ディナー 10-20ユーロ程
・HP: https://www.lanterna.me/
・備考: 肉料理を心行くまで堪能しましょう!
【グルメ】Pod Volat
独立広場から徒歩で10分ほど、時計塔のすぐ隣にあります。
地元モンテネグロ料理を堪能できるお店です。
また、モンテネグロワインも多く取り揃えているのでモンテネグロを大いに味わいたい方はぜひ!
基本情報
・住所: 1 Trg Vojvode Bećira Osmanagića, Podgorica, モンテネグロ
・時間: 月-日 7:00-0:00
・予算感: ディナー 10-15ユーロ程
・HP: N/A
・備考: モンテネグロの代表的ワインVranacを頼んでみましょう!
おすすめ宿泊エリア
ポドゴリツァ市内の観光を楽しみたい場合は、中心地である独立広場付近のホテルをおすすめします。
私はコトルに行くことを踏まえて、バスターミナル横にあるHotel Terminusというホテルにしました!(独立広場からは徒歩15分ほど離れていますが、モンテネグロの他都市に行く場合は便利です)
さいごに
いかかでしたか?
ポドゴリツァ素通りはもったいなくないですか?
豊かな自然、悲しい戦争の歴史、古代から脈々と存在し続ける建物、美味しい料理、これら全てこの街で感じることができます。
2泊とは言いません。1泊は留まり、ポドゴリツァを堪能してみてはいかがでしょうか?!
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